昨秋に金精峠から登った前白根山。日光白根山へ行くつもりだったけど、眼下の五色沼が気になって降りてしまいお預けとなっていた。今回はそのリベンジです、が、大敗退となった情けない山行記録です。
日光

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今回は楽して丸沼スキー場のゴンドラ使わせてもらいます(笑)

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丸沼スキー場は、駐車場がいくつか段々に分かれています。一番上の車中泊OKの早着Pにクルマを停めます。ここからゴンドラ乗り場へは、ちょっと下るだけなので便利です(1日1,000円とのことですが、何故か徴収されなかった)。

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センターステーションは、エスカレータ―まであってとても綺麗。

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ゴンドラはすでに行列。8時ぐらいからで遅い出発となりました。

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片道1500円で楽しちゃった。

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太板は、ゴンドラ外のキャリアに収まらないのでゴンドラ内へ。つっかえて同乗の方にご迷惑をお掛け致しました。

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ゴンドラを降りて鳥居をくぐって出発。目標の日光白根山が綺麗に見えてたのですが、カメラ不調で写真なし(泣)。

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すでにトレースが伸びています。ボーダー1人だけ会ってその他は、スノシューやアイゼンの登山者でした。

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しばらく行くと神社が。二荒山神社というそうです。昔は「日光」ではなく「二荒」と呼ばれていたとか。

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ここら周辺は、トレッキングコースになっているみたい。

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青空と雪の樹林のコントラストが素晴らしい。

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このあたりからトラバースが始まる。白根山を正面に右回り。

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樹林が密で滑るところなんてあるんだろうか?

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途中、サングラスを気づかずに落としていた、という大失態。後ろから来たボーダーさんが拾って届けていただきました。ありがとうございました。

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モンスターなりかけの中を行く。

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ようやく背後に眺めが。

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ちらっと白根山が見えるけど直登ではなく、トレースは右から巻いていく。

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雪がとにかく多い。そして軽いというか軽すぎ。

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トラバースがひたすら続く。凸凹があるので難儀。所々トレースを外して効率よく進むものの、、、

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段々右の谷側の斜度が出てくる。ほとんど水平歩きなので標高が上がらない。

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ネットでの記録では、上からこのあたりの下へ滑り込み、滝の上でスキー場に登り返すらしい。

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しばらく行くとトレースは直登気味に。従ってみる。

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するとまたまたトラバース。GPSだと夏道に沿って来ている。リボンも所々ある。

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樹木が密になり歩きにくいところもいくつか出てくる。

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シールのテールが剥がれてバックスリップしまくる。その度に乾かしての休憩で時間がかかる。寿命かなぁ。歩いた方が早いよぉ(泣)。

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だんだん上向きになってくるけど、滑るとこないなぁ、ここ、、、。

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開けてきた。このあたりで、引き返してきた登山者とすれ違うようになる。上は暴風で大変らしい。

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惰性でトレース沿いにトラバースを続けると、、、え?大岩にぶち当たり進退窮まる。トレースもここまでストップ。岩の下から向こう側へ巻けるか、いや無理だ。谷側は急傾斜で雪は、砂のように崩れる。こっちじゃないな。戻ろうと板を外して反対方向にセットした時、、、

谷側の板が、斜面を滑り降りていった、、、

 「唖然、、、」

空いた口が閉じられないとは、このこと。

 「茫然、、、」

流れた斜面を覗き込むが、見えない、、、。ここを探しに降りるのは危険危険。

取りあえず、広めのトラーバス道に戻る。板、高いんだよ~、とか考えながら、、、。

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残った板1本を雪面に突き刺し、ザックをを下してダメ元で板の救出に行ってみる(雪山でザックデポしちゃいけませんよね)。雪がサラサラすぎてピッケルは役立たずなのでストックのみで行ってみる。膝ぐらい粉雪をラッセルトラバースして、ここまでか、と思った瞬間、、、

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 「あった!」

かろうじて、木に引っかかって止まってた!

膝まで粉雪に埋もれながら、そろりそろり。少しでも雪面揺らしたら、板と今生の別れ。

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 「確保!」

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ずぶずぶ潜るなか、そろりそろりで板とザックのデポ地点に戻れた。

もうピークも滑る気力もなし。トラバースのトレースは、アップダウンがあるのでスキーでは、滑りづらいので担ぐことにした。もう何しに来たんだか、、、。

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アイゼンを履いて、さぁ帰ろ。

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記録が少ないわけだ。山スキー向きの山ではなかった、ということか。

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気温はとても低い。-20℃対応のグローブがバリバリに凍る。


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てくてくスキー場へ徐々に下っていく。背負った板と木の枝が絡んで難儀する箇所もいくつか。

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唯一ここだけかなぁ。滑りたかったけど、登り返す時間がない。来る前に調べたところ、滝の上に出てスキー場に上り返すルートがあるそうだ。

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てくてく、とほほ、で歩いてスキー場のゴンドラ降り場に着いたのは、17:00ぐらい。スキー場はすでに終わってます。

板を履いてヘッデン点けて滑走準備。雪面がカチコチなのでゴンドラ降り場のマップでコースで初心者コースを確認してゴー。

エッジを利かせて降りていく。降雪機が稼働していてその中を。途中スキー場管理者のスノーモービルが来てくれて「乗っていきますか?」 「ありがとうございます。大丈夫です」 と言いながら途中大転倒2回ぐらいで、とほほ、、、。

駐車場に到着。夕食も買ってあり、へとへとなのでそのまま車中泊して翌朝ぴゅーと川崎自宅へ帰りました。

日光白根山、更に調べてみると、日光側からは滑れるコースがあるみたい。来シーズンの課題かなぁ。


最後までありがとうございました。