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八ヶ岳でまだやっていない尾根があった。それが、赤岳と横岳の中央、三又峰に達する杣添尾根。

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地味なルートだ。登山口近くの駐車場は私有地のようで感謝する。

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八ヶ岳メルヘン、はじまる。

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展望がないけど白樺と苔メルヘンが展開していく。素敵。

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そして、ちょっと藪漕ぎしたら、わおー!!! サプライズ! こんなとこに360度展望デッキ!!!

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みなさん、これ気付かず巻いていく。こっちこっちしたけど過ぎていく。もったいないよ~。

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尾根筋を、と思っていたら右側から意外に巻く。想定外に雪が出てきて「あ、東側尾根じゃなくて北斜面だったんだ」と自分のおバカさに自己嫌悪。

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この尾根を登って三叉峰。赤岳に行くか横岳にいくか迷う。素敵なロケーションなのでここまでのパーティもいた。

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この花を目当てにこの尾根を登っている人がけっこういた。昨年は八つで今年は四つだそうな。

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横岳は混んでたのでとっとと通過。

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今回よかったのは、何回も来ている硫黄岳。
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メローな登りがたまらない。

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阿弥陀、赤、横をトリミングしやがる。素敵!

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ド迫力の爆裂火口!

さてどうしよう? 登山口駐車場からずいぶんと離れてしまった。もう引き返すのはイヤだ。

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ということで、勝手知ったる本沢温泉経由で松原湖駅まで降りてタクシー拾おう作戦。

歩き地獄はじまる、、、。

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露天風呂、気持ちよさそう。

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これだもんね!

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本沢温泉は、すごくきれいになっていた。昔、雪の時、ポッカ小屋番に声かけたら怒鳴り返された記憶があります。テント場も対岸じゃなくて変わったんだ。

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途中で歩行路崩壊とのことで高巻。びっくりしたのは、杖ついた腰曲げたおっばちゃんが空身で登ってきた。黙って見送ることに、大丈夫かい。

yatsugatake
ここからが長い。今回の核心。

甘くみていた。本沢温泉から稲子までの道が(地図をみればわかるのですが)とてつもなく長い。
登山口までオフロード車で何回か行った道がこんなに長いとは。しかも道標もなく廃道みたいになっている。意を決して降りたけど反省点あるなぁ。

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稲子から松原湖までもけっこう歩く。気力がなくなってきてバス停でビバークしようかと考え始める。

国道に松原湖駅を探すが見つからない。GPSではすぐそこなのだが。あった。こんな小さな路地と標識なんて、、、。

駅は無人駅。着いたのは22:00ぐらいで電車なし。ただ、ありがたいことにホームにベンチ付きの東屋があってツエルト被って始発まで倒れ込む。トイレもあった。

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翌日、5:57の小淵沢方面始発に乗って野辺山駅へ。どこの駅でタクシー拾えるか検討したらここしかないだろう。これ逃すと次は8時台。高所駅の小海線ですが、こんなトラップありますので下山利用は注意です。

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そして悲劇が続く。

駅前にタクシー乗り場あった。電話かける。でない。でたけど。おばぁちゃん? 「電車すくないからいますぐ配車できない」 がーん、、、。

仕方ない歩く、しかない、のか、、、。

ここから八ヶ岳高原ロッジ上の杣添尾根登山口駐車場まで、平面15㎞ぐらい、標高差600mぐらいの歩きは修行でした。暑くなかったから耐えれた。

バカな歩きでした。

※八ヶ岳高原ロッジにとぼとぼ登ってたら、1台のおじさんインプレッサが停まってくれて「登山口
までどうですか」とありがたい、けど「ここまで歩いてきたのでやってみます。ありがとうごじます」と。「がんばって!」と声をかけていただきありがとう。でもこの先が急傾斜で泣きそうになり、乗っておけばよかったかなぁ、とつぶやきばかり。

おしまい。よいこは真似しないように。やってしまった山行メモ。